稔台教会の始まりは1951年7月からのエーネ・パウラス宣教師の働きがきっかけです。これは、陸軍演習場の原野であった稔台に戦後の開拓団が入り、共働きの夫婦が多いことから、市川におられたパウラス師に協力をいただき保育園を開設、ほどなく伝道も開始されました。保育園そのものは別の場所で、また直接の関係はありませんでしたが、宣教師の隣人に仕える姿に人々は感化を受け、集会へ足を運ぶきっかけとなりました。
稔台教会として公認を受けたのは1954年で、1955年に最初の教会堂献堂が行われました。初代の邦人教職は石田順朗牧師。その後、もう一つの大きな出来事として、田中良浩牧師のとき1967年から開始された学童保育が挙げられます。このように、稔台教会は開設当初より、地域の子どもたちと親御さんに奉仕する関係を続けてくることができたことは本当に感謝でした。1983年に2度目の教会堂献堂が行われ、現在に至ります。
学童保育(放課後児童クラブ)は3年前より、松戸市の全クラブが、市が主体として行う事業となったため、教会ゆかりのNPO法人から市内の別のNPO法人へと移管し、会場を貸す形に変更しました。当会場以外の市内のクラブは小学校内に移設されており、稔台教会としても、近い将来、クラブは小学校内に移ってもらい、その後はクラブに入ることのできない子どもたちのために、 教会ゆかりのNPOを通して奉仕をしたいと計画しています。
稔台教会は現在、上記のような地域への奉仕だけでなく、社会全体への奉仕として、世の痛みを覚え、隣人の命を守りまた豊かに得させるための働きにつきたいと願っています。脱原発への学びや支援の取り組みも、その一つです。
日本福音ルーテル稔台教会
〒270-2231 千葉県松戸市稔台7-1-2
電話/FAX:047-362-4857
※新京成線「みのり台駅」から徒歩1分
※バリアフリー、エレベーター有