創世記25章、26章       

   
                                                          2014.1.22 聖書を学び祈る会
【25 章】

 アブラハムは天寿を全うした。イサクとイシュマエルは、父のなきがらを、母のそれと同じ所に葬っている。11章の終わりより始まった長い「旅人・アブラハム」伝記が終わる。息子イサクは40才でリベカと結婚し、20年子がなく、60才で与えられた。

[24節] この双生児の物語は、個人に関するより、むしろ彼等の子孫である民族に関するものとしてとらえられている。ヤコブの子孫:イスラエル人、エサウの子孫:エドム(赤い人という意味のヘブル語)人。

[26節] ヤコブは、兄のかかとをつかんで、ひっぱり込み押しのけて、自分から先に出ようとしているような状態で生まれた。そして実際、彼は後に、兄を差し置いて長子の特権と神の祝福とを奪うようなことをする。

[29節~] よく両人の性格を表している。エサウは粗野で思慮浅く、未来のことなど少しも考えず、現実的。食欲を満たすために、神の祝福のついたアブラハム家の家督の権を売った。ヤコブは腹の空いている兄をいたわることなく、これ幸いとわずか一椀のレンズ豆で重大な特権と買い取ろうとする。先の先まで考えるが、ずるい人。

 長子の特権とは、(申命記21章17節~)当時は、一家の長となり総てを受け継ぐ。また27章の祝福に見るように、神の祝福は一人にしか下らず。またその家督の権は売買できると思われていた時代であった。エサウは神を否定していたわけではないが、信仰は狩猟に対するほど熱心ではなかった。ヤコブも正しい人ではなかったが、常に神のことは思っていたようだ。
【26 章】

 イサクの物語には、父アブラハムのような特別な記事はないが、父の信仰を堅く保ち、子孫に伝えた尊さがある。

[1節~] エジプトに行こうとするイサクを神が止めたのは、その町は、物はあふれているが、霊的に乏しかったからである。

[7節] 妻を取られはしないかと嘘をつくのは、父と同様の出来事である。が、これは筆者の用い方の間違いではないかとも考えられる。

[12節~] ゲラルの地で種を蒔いた(半遊牧)彼は、祝され豊かになるが、妬まれて現地の人に井戸をふさがれる。しかし戦わず平和的に歩むイサク。彼は井戸掘りの名人であったと伝えられるが、一種の特殊能力であったのだろう(地下水の流れを感知できる)。